この数年、キャンプがますます人気を集めています。
都市生活の喧騒から離れ大自然でリラックスして楽しむキャンプの魅力は、コロナ禍を経てより注目されるようになりました。
キャンプはブームを超えてすっかり一般的に定着し、今や楽しみ方やスタイルもさまざまに進化しています。
デイキャンプ、オートキャンプ、ツーリングキャンプ、ファミリーキャンプ、ソロキャンプ、グランピング…等々。
一方で、ブームに乗って色々キャンプ用具(ギアやグッズ)を買いそろえたは良いが、思ったほど使う機会がなく持て余しているという方も、意外と多いのではないでしょうか。
実はキャンプ用具はキャンプ場以外の場面でも便利に活用できることをご存じでしょうか。
今回は、キャンプの醍醐味を日常生活に取り入れつつ、お家でも使えるキャンプ用品について考えてみましょう。
日常で使えるおすすめキャンプグッズと使い方
もともとキャンプ用品は、用途に応じてコンパクトに機能を凝縮している「優れもの」です。
キャンプが日常の一部になっているアウトドア愛好家の中には、自然環境での生活を楽しむためだけでなく、日常生活でも便利なキャンプ用具を活用している人も多かったそうです。
ここでは「ガチ」のキャンプ愛好家でない人にもおすすめできる、日常生活でも使い勝手の良いキャンプ用品を、ジャンル毎にご紹介していきます。
インテリアにキャンプ用品を取り入れてみよう
アウトドアテーブル
キャンプ用のアウトドアテーブルは、そのまま玄関やリビングルームに置いて使えます。特に折りたたみ式のテーブルはコンパクトなので、普段の食事をするだけでなく、来客時の拡張テーブルとしても便利です。
軽量なので、思い立ったらさっと取り出して組み立てて使うことができ、用が済んだら片付けるのも簡単です。スペースを有効に使いたい方にオススメです。
折りたたみ椅子(フォールディングチェア)
キャンプ用の折りたたみ椅子を、リビングルームやベランダで使うのも楽しいものです。また座面の低いグランドチェアを畳の上などで座椅子として使う人もいるそうです。
LEDランタン
キャンプ用の照明でも、LEDランタンなら火災の心配なく、間接照明としても楽しめます。夜間、リラックスした雰囲気を演出するのに最適です。
LEDランタンを観葉植物の近くにおいて、光と影の演出をするのも素敵ですね。
キャンプ飯を自宅で再現!キッチン編
メスティン
メスティンとは、四角いお弁当箱にハンドルがついたような形の飯ごうです。キャンプブームがきっかけで100均ショップでも扱われるようになり、しかも売り切れ続きと大人気です。
熱伝導が高く、シングルバーナーで調理できるメスティンは、自宅のキッチンでの日常の調理にも便利です。ほったらかしレシピを活用して、煮込み料理やスープを楽しむことができます。調理後はそのまま食器として使えるので、キャンプっぽい雰囲気を楽しみながら洗い物を削減できるのも嬉しいところです。
シングルバーナーなどアウトドア用カセットコンロ
アウトドア用のカセットコンロは、非常時の防災グッズとしても役立ちます。例えば、キャンプや登山で使う人の多いシングルバーナーは、専用の燃料缶を取りつけて点火装置のつまみをひねるだけで着火でき、オプションのゴトクを使えば安定感も増す人気のアイテムです。
ベランダや庭でキャンプ気分を楽しむほか、災害時に食事の調理が必要となった際にも重宝します。ただし屋内で火を使うことになるので、防火対策は万全に!
パーコレーターと真空マグ
時には気分を変えて、室内でキャンプ用パーコレーターを使ってコーヒーをいれるのも楽しいものです。
またアウトドア用の真空マグは飲み物が冷めにくく、また蓋があるのでうっかり倒してもこぼれません。仕事中にも安心なので、普段使いしている人も多いキャンプグッズの代表です。
パーコレーターでいれたコーヒーを真空マグを使って飲めば、部屋に居ながらにしてキャンプ気分を楽しむことができます。
スキレットやダッチオーブンなど
キャンプ用の鋳鉄スキレットやダッチオーブンは自宅のキッチンでも使えます。厚手の鋳鉄や厚手のアルミ製の鍋は、じっくりと熱が入って調理ができるので、キャンプだけでなく日常の料理も美味しく仕上がります。鋳鉄製の鍋はかなり重たいので、逆に「キャンプには使わないけれど、自宅で愛用している」という人も多いほどです。
蓋がスキレットになるコンボクッカーや、小型のサービングポットもおすすめです。
まとめ:アウトドアで便利なものはインドアでも便利!
いかがでしょうか、機能をコンパクトに詰め込んだキャンプ製品の実力と魅力は、自宅でも充分に使えることがおわかりいただけたと思います。
キャンプギアを揃えたけれど、正直使う機会が少なくて持て余している…という方は、ぜひ日常生活に取り入れて、アウトドアの気分を楽しんでみてください。普段と違う冒険心がくすぐられるかもしれません!
今回のコラムが、ご自宅での日常生活をより楽しむヒントになれば幸いです。