私たちの生活に常について回るのが「片付け」です。
「片付けが苦手だから、なかなか片付かない」
「片付けようと思うものの、後回しにしてしまう」
とお悩みの方もいらっしゃることでしょう。
だからこそ、自分に合ったテクニックを知り、片付けができるようになりたいですよね。
そこで、この記事では
- 今までに話題となった片付けテクニック3選
- 片付け下手な人と片付け上手な人の違い
- 片付け上手になるための3つのポイント
今までに話題となった片付けテクニック3選
片付けには、さまざまなテクニックが存在しています。
中でも、「断捨離」「こんまりメソッド」など話題となったものは、名前を聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。
ここでは今までに話題となった「片付けテクニックの特徴」と「どんな人に向いているか」を解説します。
断捨離
断捨離とは元はヨガの思想のひとつでしたが、作家のやましたひでこが2009年に出版した本で、新たに片付けテクニックとして広まりました。
断捨離とは、単にいらないモノを思い切って捨てることではありません。ヨガの「断行」「捨行」「離行」という3つの考え方に基づいて提唱されたものです。
最初は以下の条件を守って行い、モノへの執着心をなくすことが目的です。
- 小さい空間から始める
- スタートから空間に戻すまで15分以内で行う
少しずつ同じ範囲で断捨離を繰り返すことで、必要か不要かを判断する感覚が鍛えられ、本当に必要なモノだけを持てるようになります。
【断捨離はどんな人に向いているか】
- 忙しいため、少しずつ片付けをしたい人
- 必要・不要の感覚を鍛え、綺麗を維持したい人
- モノへの執着心を手放したい人
- 大好きなモノに囲まれた生活を送りたい人
- 理想の暮らしを実現したい人
- ときめく人生を送りたい人
- 家や部屋だけでなく、調子も一緒に整えたい人
- 家や心を新鮮なエネルギーで満たしたい人
- とにかくスッキリしたい人
- 用途が同じモノをいくつも持っている
- 必要のないモノを捨てられない
- 収納スペースと持っているモノの量が合っていない
- 収納の使い勝手や動線が悪い
- モノの定位置が決まっておらず、モノが片付かない
- 一気に片付けようとして、片付けを先送りにしてしまう
- 本当に必要なモノだけを持つようにしている
- 定期的に必要なモノと不要なモノを見直し、捨てられる
- 収納の使い勝手と動線がよい
- モノの定位置を決め、きちんと元に戻す習慣がついている
- 片付けるスペースや時間を決めて、少しずつ片付ける
- 1年経っても使わないモノは処分する
- 思い出の品やこだわりのあるモノは後回しにする
- 使うシーンが同じモノでまとめて収納
- 使用する人別にまとめて収納
- 使用頻度ごとにまとめて収納
- 取り掛かりやすい小さなスペースから片付ける
- 5分〜30分程度で時間を決めて片付ける
こんまりメソッド
片付けコンサルタントの近藤麻理恵が提唱する「ときめくかどうか」の基準で残すものを決める片付けテクニックです。
まず、自分の理想の暮らしをイメージし、「今持ってるモノはその暮らしにマッチするか」を基準として、自分の気持ちと対話しつづけます。
続けていく中で決断力が磨かれ、片付けが終わると大好きなモノだけが残り、ときめく人生を歩めるようになるというのが「こんまりメソッド」です。
【こんまりメソッドどんな人に向いているか】
スペースクリアリング
スペースクリアリングは、風水などスピリチュアルな要素の強い片付け術です。イギリス出身のカレン・キングストンの著書「ガラクタ捨てれば自分が見える」で世界中に広まりました。
片付けによる「エネルギーの浄化」を目的として、「自分の趣味ではないモノや、好きではないモノ」「整理できていないモノ」などの自分にとって不要なモノを処分します。
そうすることで、部屋や建物に溜まっているエネルギーを浄化し、人生を望んでいる方向性に導くという方法です。
【スペースクリアリングはどんな人に向いているか】
片付け下手な人と片付け上手な人の違いとは?
そもそも片付けが下手な人と上手な人は何が違うのでしょうか?
片付けが下手な人 |
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片付けが上手な人 |
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どちらの特徴が多く当てはまりましたか? もし、片付け下手な人の特徴が多くても大丈夫です!
片付け上手に生まれ変わるためのコツをご紹介します。
意識するべきはコレ!片付け上手になるための3つのポイント
片付け下手な人は何に気をつければよいのでしょうか?
続いては、片付け上手になるための3つのポイントを解説します。
「出す」 「分ける」 「しまう」の順で片付ける
持っているモノを把握するために「出す」
まず、片付けるスペースのモノを全て出しましょう。
自分が今、「どんなモノ」を「いくつ」持っているのかを把握することで、次の「分ける」ステップに進めます。
使える・使えないではなく、使う・使わないで「分ける」
片付かない理由は収納スペース以上にモノが多いことが要因です。
よって、不要なモノは以下を踏まえて、思い切って処分しましょう。
思い出の品や大切なモノは、必要か不要かを判断するのが難しく時間がかかるので、後回しにしましょう。
グループに分けて「しまう」
以下のようにグループを分けてしまうと使い勝手がよくなり、元に合った場所に戻しやすくなります。
取りかかりやすい小さなスペースから、時間を決めて片付ける
気軽に、片付けに取り組むためには、2つのポイントに気をつけましょう。
気軽に片付けを行えるだけでなく、小さいながらも片付けが完了したスペースが増えていくことで、モチベーションにもつながります。
モノの定位置を決める
モノが散らかってしまう原因は、定位置が決まっておらず、元に戻さないことです。モノの定位置を決め、出しっぱなしにすることを防ぎましょう。
定位置が決まっているのに、元の場所に戻せない場合は、以下の点を見直してみてください。
収納場所を見直す
必要な場所に収納が設置できていないのかもしれません。使う場所に近いところに収納を設けて、使ったらすぐ戻せるようにしましょう。
収納スペースに対してモノの量が多くないか見直す
収納スペースに対してモノの量が多すぎる場合は、不要なモノを処分することも考えましょう。
また、新しくモノを購入するときは「その商品を収納できる場所があるか」を考えたうえで購入するようにしましょう。収納スペースがないのに購入してしまった場合は、「ひとつ買ったらひとつ捨てる」ことで、スペースを確保しましょう。
【まとめ】自分に合ったテクニックで少しずつ片付けよう
片付けは「いる」「いらない」を判断し続けなければなりません。また、普段から楽に定位置に戻せる収納にするためには、「いつ使うものなのか」「どこに片付けるのがいいのか」などを考える必要があり、時間・体力・気力を使います。
よって、無理なく続けられるように、時間を決めて、小さなスペースから取り組みましょう。
また、片付けのテクニックにはさまざまなものがあるため、モチベーションを保つためにも、自分に合っていると思ったものを取り入れることがおすすめです。
自分に合った片付けテクニックを取り入れて、快適な毎日を過ごしましょう!