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やせる新・生活習慣「NEAT(非運動性活動熱産生)消費量」を上げる!

やせる新・生活習慣「NEAT(非運動性活動熱産生)消費量」を上げる!

近年、ダイエットや健康維持に関心の高まりとともに、新たなキーワードとして話題の「NEAT(ニート)」をご存じでしょうか。

NEATとは、「Non-Exercise Activity Thermogenesis」の略で、運動ではない日常の活動によって消費されるエネルギーのこと。つまり、運動以外の何気ない動作が、実はカロリー消費に大きく貢献していると注目されているのです。

今回のコラムでは、NEAT消費量を増やしてダイエット効率をアップするポイントを集めました。

「NEAT=非運動性熱産生」とは?

NEATとは「Non-Exercise Activity Thermogenesis」の略で、運動以外の身体活動で消費されるエネルギーのことを指します。

具体的には、日常生活における様々な動き、つまり掃除・洗濯などの家事や、通勤など仕事に関わる活動が含まれます。

自然に取り入れられるもので、特定の運動をしなくても日々の活発な活動の中で消費エネルギー量を増やすことが可能です。

このため、NEATを意識的に増やすことで、体重管理健康の維持基礎代謝の向上にもつながるとして、ダイエットを実行する時の大切なポイントと言われています。

運動不足よりNEAT不足のほうが太る⁉

運動不足よりNEAT不足のほうが太る⁉

「やせるためには運動」
「太っている人は運動不足」
と思われがちですが、平成28年度の厚生労働省の国民健康・栄養調査では、日本人の身体活動のうち、運動の占める割合は10%に満たないと推測されています。

さらに、太っている人と太っていない人の活動を比較した場合、太っている人は1日平均164分長く座って過ごしていることも分かりました。

その164分の座った時間を、意識して立ったり歩いたりして過ごせば1日辺り約360キロカロリーのエネルギー消費が増えると考えられます。

360キロカロリーといえば、卵なら4個分、ステーキ用の牛肉だったら100グラムくらいに相当するカロリーです。毎日ステーキ100グラム分の消費カロリーの差が出ると考えると、今すぐ椅子から立ち上がって少しでもNEATを増やしたくなりますよね。

今すぐできる!NEAT消費量を増やす方法

日常生活で消費されるカロリー、NEATを増やす方法にはどんなものがあるでしょうか。

立ち上がる

今すぐできる!NEAT消費量を増やす方法

まずは座りっぱなしを解消するために、立ち上がりましょう。

座っている時間を減らし、立つ時間を増やしましょう。

デスクワーク中は、タイマーをかけて1時間に一度は立ち上がり、ストレッチをするなど、体を動かす習慣をつけましょう。

また最近では、立って仕事ができるスタンディングデスクも普及しています。リモートワークの人などは検討しても良いでしょう。

歩く機会を増やす

徒歩で移動する機会を増やしましょう。近所のコンビニに行く時や、駅まで歩くなど、意識的に歩く時間を増やすことで、自然とNEATはアップします。

通勤している人なら、1つ前の駅やバス停から降りてみるなど、普段よりも歩く距離を少し延ばすのがオススメです。

階段を使う

エレベーターやエスカレーターの代わりに階段を使いましょう。駅では階段のほうが空いていることも多いので、人混みのストレスも少し減らせます。

軽い「ながらトレーニング」

食器洗い、歯磨き、ドライヤー掛けなどの「立って行う作業」の時に、スクワットやかかとの上げ下げなどの「ながらトレーニング」もオススメです。

あらたまってトレーニングや運動の機会を設けなくても、ちょっとした日常の中でカロリー消費が増やせます。

身体を動かす家事を意識

家事は、意外とカロリーを消費する活動です。家電で自動化されている家事も多いですが、身体を動かす家事を「ちょい足し」することを意識してはいかがでしょうか。

例えば、ロボット掃除機を使う前に棚や四隅の埃取りは手動で行う。窓拭きで腕を動かす。ワックス掛けを行うなど。自動化・ルーティン化された家事に身体を使う動作を足すことで、NEAT消費量アップとキレイな家の一挙両得が実現します。

NEATを増やすことのメリット

NEATを増やすことは、カロリー消費のダイエット効果だけでなく、健康維持にも多くのメリットをもたらします。

基礎代謝の向上

NEATを増やすことのメリット

NEATを増やすことで、筋肉量が増え、基礎代謝が向上します。

基礎代謝とは、生きていくために必要な最低限のエネルギー消費量のこと。基礎代謝が向上すれば、一日の消費カロリーが増え、太りにくい体質に近づきます。

生活習慣病の予防

NEATを増やすことは、生活習慣病の予防にも効果的です。

座りすぎは、肥満や糖尿病、高血圧などのリスクを高めることが知られていますが、NEATを増やすことを心がけて、これらのリスクを軽減できます。

脳の活性化とストレス解消

NEATは、単にカロリーを消費するだけでなく、脳の活性化ストレス解消にもつながります。

まめに体を動かすことで、セロトニンが分泌されるため、ストレス解消とリラックス効果が得られます。

まとめ:運動が苦手でもNEATを意識してダイエット効果アップ!

まとめ:運動が苦手でもNEATを意識してダイエット効果アップ!

NEATは、トレーニングやエクササイズなどの運動などと違い、心拍数を大きく上げたりせず、短時間で多くのカロリーを消費したりすることはありませんが、そのかわり継続しやすく挫折しにくいというメリットがあります。

運動が苦手な人でも、日常生活にちょっとした工夫を取り入れることで、NEAT消費量は比較的簡単に増やすことができます。

ぜひ、今日からNEATを意識して「やせ習慣」を身につけていきましょう

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