早くも好評! ここでしか読めない、aplodの学術顧問・医学博士の久保明先生によるコラムをお届けします。
「サイエンスは変化する」シリーズ第2回となる今回は「糖尿病治療の進化から見る! 健康寿命を延ばす最新アプローチとは」。
健康に気を遣っていても発症してしまう生活習慣病。
今回は、病気と向き合いながらも生活の質も守りたいという願いに応える最新医療についてご紹介いただいています。
サイエンスは変化する Vol.2
医学博士:久保 明
糖尿病治療の進化から見る!-健康寿命を延ばす最新アプローチとは-
皆さんは“インスリン注射”というと痛い!というイメージがわくかもしれません。
久保が糖尿病の方々とともに歩み始めて長い期間がたちますが、針の部分、製剤の部分などでゆっくりですが確実な進歩があります。
ライフスタイルの多様化に応えるインスリン注射の進化
インスリン注射の針は細くなり、針を用いず圧力で皮下に入れる方法も開発されています。さらには鼻に噴霧することも試みられているのです。
一方、効果持続が極めて短時間の製剤から1日1回のものが登場し、ライフスタイルの多様化にあわせたものが臨床でも使われています。今年6月のニューイングランドジャーナルという世界的な臨床医学雑誌に発表されたのは週一回のインスリン注射に関する報告です。
現行の1日1回投与のインスリン療法と約1年半にわたって比較検討したところ週一回の注射でも血糖コントロールは同程度であったとの結果でした。
対象者の選定など解決すべき点は少なくありませんが朗報と思います。
生活の質を上げる薬の力との付き合い方を
生活習慣病という名称から自身の食事、運動習慣、ストレスマネージメントなどを改善すれば糖尿病はすべて克服できるという誤解が一部にありますが、様々な努力、工夫をされても発症するのが“病気”なのです。
その時に“薬に頼らない!”と頑張らずに、主治医と共に薬の力を活用して生活の質を上げることを考えてはいかがでしょうか?
サプリメントの役割と健康へのアプローチ
生活の質を上げる工夫の一つがサプリメントの役割と久保は考えています。
私自身も喘息やアキレス腱炎などの悩みを様々なアプローチを活用することで対応してきました。その実際もこのコラムでお話しできればと思います。お楽しみに!
いかがでしたでしょうか?
ここでしか読めない久保明先生のコラム、次回もご期待ください。